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兜巾岳(1488m)

20年5月1日:雨




【タイム】
上見立登山口5:35〜6:25墓所〜道迷い〜7:15墓所〜8:09神社〜8:40事務所跡9:06〜9:37兜巾岳取付点〜10:20尾根出会10:45〜11:25兜巾岳山頂12:00〜15:00上見立登山口


5月の連休、九州の山の一番の楽しみはアケボノツツジだ。今年はどこでお目にかかろうか、いろいろ考えるのも楽しみな事だ。岳友のケルンさんと相談して、まだ二人とも歩いていない見立鉱山跡経由、兜巾岳とする。本当はその先、鹿納山あたりまで、と欲張ったのだが、コースタイムを計算すると、とても無理なようだ。そこでとにかく、兜巾岳まで行って後を考える事にする。


【コース地図】画像クリックで拡大します
 
 
△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1、5万分の1地形図を複製加工して使用しています

上見立登山口。英国館から杉ヶ越方面へ1kmほど進むと小さな橋がありその手前に車2台ほど駐車できるスペースがある。朽ちた標識が脇に寄せられている。 はっきりした道を目印テープにしたがって進むとまもなくロープを伝って谷筋に下降する。

谷をしばらく歩くとまた明確な道に出る。多分、この区間は水害で道が流されたのであろう。 鉱山が栄えた時代の遺物。当時鉱山に関係した人々の生活した社宅跡。苔むした石垣、カマドや一升瓶など生活の残骸が残っている。

河鹿荘さんの案内標識が要所要所にあり安心する。しかし流されて見えなくなっている標識も多い。 墓所。この中を通過して左の谷を渡る。最初はここから右手の沢を上がったが、これは間違いであった。土地調査用の目印リボンがあって惑わされた。

 
岩が不気味なほど赤く染まっている。触れると手も染まる。 坑道入口跡。

前方の山肌が点々と赤い。 二股が合流する荒れた谷の広場

荒れた谷の正面に見える杉、ここから左の谷を渡る。渡渉点の標識は流されていた。 神社跡地と大杉。
 
鉱山の残骸 坑道入口跡。

木に立てかけられた鉄板を木が巻き込んで固定していた。 水の溜まったトンネル。このトンネルはコースではないが間違って半分進入する。

事務所跡地。 事務所跡地にあるトンネル。石で塞がれている。

ヒカゲツツジ 上部のトンネル。これを通り抜ける。

 
トンネルを抜けるとまた荒れた谷に出る。住居跡は延々とこの辺りまで続いている。 兜巾岳取付点。

ヤマシャクヤクが数は僅かだがつぼみを膨らませていた。 尾根へ上がる急勾配の登山道を頑張るとアケボノツツジが出迎えてくれる。

稜線に上がると回りはアケボノの競演。霧の中、しっとりと浮かんでいる。
 
雨に濡れて滑りやすい岩場を注意しながら進む。 ようやく山頂。道迷いもあったがなんと6時間もかかってしまった。登山道があちらこちらで寸断されているので予想外に時間がかかったようだ。
寒さに震えながら昼食を摂りそそくさと下山開始。雨は止むどころか逆にひどくなり、雨着の防水も効かず、下着までずぶぬれになってしまった。下山時はカメラもザックにしまい込んでさっさと帰ったがそれでも3時間を要した。 相棒のケルンさんは仕事で先に帰ったため、単独でリフレッシュハウス出羽に素泊まりする。濡れた衣服や用具を薪ストーブで乾かす。リフレッシュハウス出羽さんには大変お世話になりました。


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