私の好きな九州の山

大南窟(宝満山)を尋ねて


大南窟

登山日
2015年9月2日:曇り

登山コース地図 
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宝満山山中には五井七窟という修行の場があったという。
井は水場、井戸。窟は雨露をしのぐ岩屋である。
七窟の中でも大南窟は一般登山道から離れた深い山中にある。
先日、思いつきで探してみたがわからなかった。
そこで本日はきちんと位置を調べた上、再度訪れてみた。
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内山林道の登山口から出発。6時前だったが駐車場は満杯。
常連の早朝登山者が多いようだ。


鳥追峠から行者道を登る。


ガスが流れて来てこの後下界を覆ってしまった。


反射板


男道の岩屋


ガスって幻想的な風景に


晴れ予想を信じて登ったのだが


キャンプ場もこんな感じ

行者道を下り、途中からかもしか道に左折する。


分岐を再度、左折してかもしか新道に入る。
大南屈はかもしか新道から下るのが早いようだが、場所を特定するのは難しく、結局通り過ぎて見覚えのあるこの看板の位置に出た。ここはかもしか新道と旧道を結ぶ連絡道の入口のT字路になる。戻って上からの道を探すか、いったん下って下から登り返すか考えたが、遠回りにはなるが安全策をとって下から登ることにする。


連絡道の右側を観察しながら下る。岩場がしばらく続くがそれが切れた地点あたりから入ってみる。多少のヤブと倒木があるがしばらく進むと薄い踏み跡が確認できた。トラバース気味に進むと小さな谷に出た。谷の対岸は10mほどの岩場になっているがここではないようだ。しばらく登ってみる。突如ブブツと動物の声、瓜坊2匹と母親らしき猪ファミリーが数メートル先を横切る。しばらく登って探してみるがわからないので少し戻って小さな尾根状の地形を登ってみる。30mほど登ってみると左手に大岩の積み重なった岸壁が現れた。


良く見ると明らかに人工的に岩を重ねたようなものがある。


これが大南窟かと期待するが写真で見ていた形状では無い。


更に登って岩を回り込むと特徴的な縦の割れ目のある大岩とその上に乗っかる大岩が目に入る。これぞまさしく大南窟。少々興奮する。


水平に置かれた土台の大岩の上に整然と岩が組まれていて、自然のものなのだろうが立派な祭壇が出来上がっている。何かお供え物も上がっていた。


彫刻作品のように綺麗な曲線


割れ目の中にカメラを入れて写してみた


上部に乗っかかっている大岩


側面から


正面から


何かの意味合いがあるのだろう


正面右下に窟がある。中にはいってみようかと思ったが蝙蝠が住み着いているという記事を思い出してやめる。


フラッシュ撮影してみる。今は蝙蝠はいないようだ。

岩の上に上ってみる。これは大谷尾根だろう。


岩の上からは展望が良い。本道寺方面。


宮地岳方面。
本日は探し物を探し当てて満足な気持ちで帰路に着く。




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