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 登山愛好家の間で、最近、ハンディGPSに対する関心が強くなっているようです。しかしいざ選ぶとなると、どの機種を選べばいいのか大いに迷うところです。決して安い買い物ではないので慎重に選びたいものですが、最初は選ぶ基準そのものが良くわかりません。私の4年間の使用体験から、私なりの選ぶポイントをわかりやすくまとめてみました。メーカーは圧倒的なシェアーを持つGARMIN社製品をお勧めします。カシミール3Dなどアプリケーションソフトとのマッチングも良好です。



 最初に現在私が使用しているハンディGPSをご紹介します。4年前に「いいよねっと」の通販で購入したe-Trexです。ケーブル込みで3万円ほどだったと思います。英語版ですが日本語解説書がついていました。今、この記事を書くために「いいよねっと」で調べてみると、なんと現在は2万円以下で売られていました。しかし現在は日本語版が普及していますので、できれば日本語版の使用をお勧めします。操作そのものは英語版でも難しくは無いのですが、ルート作成などの場合、日本語が使用できれば大変わかりやすいです。


(1) Geko201日本版 (ケーブル無し)

基本的な機能を集約した軽量、ロープライスモデルです。安価ですがGPSとしての性能は犠牲にされていませんので目的をはっきりした使用をされる方に向いています。パソコンと接続するにはケーブルが必要です。モノクロ表示で地図は使用出来ません。
GARMIN Geko201日本版 PCケーブル付/31803

左の画像をクリックすれば詳しい商品説明があります。この「山渓」という会社は大分駅前にあるアウトドアショップのオンライン店舗です。少々紛らわしいですが「山と渓谷社」とは無関係です。
(2) GARMIN eTrex Legend日本語版

地図表示できるタイプで最も安価です。地図格納用内蔵メモリー16メガ。モノクロ表示です。電子コンパスと気圧高度計はありません。しかし、登山中はGPSはザックの上部に固定して使う場合が多いので、電子コンパスと気圧高度計は登山用の腕時計の方が実用的です。

(3) GARMIN eTrex Vista日本語版

電子コンパスと気圧高度計つきで最も安価です。地図表示できます。地図格納用内蔵メモリー16メガ。モノクロです。
(4) GARMIN eTrex Legend C日本語版

カラー表示タイプ。電子コンパスと気圧高度計はなし。地図格納用内蔵メモリー38メガ。



(5) GERMIN eTrex LegendCx 日本語版

カラー表示タイプ。外部記憶カード、マイクロSDカードが使用できます。電子コンパスと気圧高度計はなし。
(6) GARMIN eTrex Vista C日本語版

カラー表示タイプ。地図格納用内蔵メモリー38メガ。電子コンパスと気圧高度計つき。
(7) GARMIN eTrex VistaCx 日本語版

カラー表示タイプ。外部記憶カード、マイクロSDカードが使用できます。電子コンパスと気圧高度計つき。
地図
GARMIN マップソース日本地形図10M等高線(TOPO10M)DVD版/61200
 地図表示の可能な機種の場合、基本地図として全国の20万図が搭載されていて、これは道路地図として使用出来ます。
 山で地形図を使用する場合は、10m等高線の25000図が必要です。上記DVDには日本全図が入っていますので、この中から必要なエリアをGPSにダウンロードします。
 容量は全部で1800メガ(1.8ギガ)です。マイクロSDカードを使えば大容量を保存できます。本体付属のメモリー、38メガタイプの場合、、保存できる範囲はおおまかに言って、一つの県のエリアくらいではないかと思われます。
 現在(2007年4月)「山渓」にて(5)、(7)の商品を購入すると512メガのマイクロSDカードが無料でセットされています。512/1800ですからこのカード一枚で日本全土の1/4以上は収納できる計算です。


RS232C端子(ケーブル側)
PCとGPSの接続ケーブルに注意
 (1)、(2)、(3)はRS232C端子用の接続ケーブル、(4)、(5)、(6)、(7)はUSB接続です。最近のPCではUSB対応のみでRS232Cの端子が付いていないことが多いです。
 (1)、(2)、(3)の機種を購入される方はPCの裏のポートを確認してください。RS232Cの端子がない場合はRS232CとUSBの変換のためにUSBコンバータ が必要です。
 また地図をダウンロードする際はRS232Cでは時間がかかりすぎます。
USBが早いです。




RS232C端子(PC側)

 ハンディGPSを山で使い始めて4年になります。どんな低山山行でもプリントアウトした25000図とハンディGPSは必携の道具になっています。
 現在は日本語表示、地図内蔵の機種が多くなり大変便利になりました。地図内蔵の機種は自分の通常の行動エリアをダウンロードしておけば、山行のそのつど地図を準備する手間が省けて大変便利です。
 しかし必ずしも地図内蔵の必要はありません。私は地形図はカシミール3Dを介して国土地理院の25000図を山行のつどプリントして使用しています。拡大、縮小、トリミングが自在に出来て大変便利です。またGPSの表示板と比べるとはるかに広い紙面で広いエリアを一目できます。この地形図に10秒間隔で経線と緯線を記入しています。これはカシミール3Dで簡単に出来ます。後はGPSの経緯度の数値から地図上の現在位置を読み取る事が出来ます。
 もちろん資金に余裕があれば地図内蔵機種が便利だしカラー表示は視認性に優れています。現在のハンディGPSの機能は高度化、多様化していますが、山でGPSを使用する場合、あくまで基本の機能は地図上の絶対位置を知ることが出来ることだと思います。そう割り切れば最も安い機種で十分な性能があります。誤差は私の機種の場合、条件が良ければ水平距離で15m以内となっていますが、感覚的にはもっと誤差は小さいように思います。山で使用する場合、谷や樹林の下では大きな誤差が出る事があります。尾根上では大変正確です。GPSの弱点もしっかり把握して盲信しない事も必要です。

*カシミール3D:DAN杉本氏作成の総合地図ソフト。特にGarmin製のハンディGPSとの連携機能が豊富。GPSへの各種データ登録をPC上で行うことができる。

 カシミール3Dはフリーソフトなので、無料でダウンロードできます。しかし初めてトライしたときは何度やってもうまく行きませんでした。諦めていたときにソフト開発者本人編集の解説本シリーズが出版されてさっそく購入しました。
 目からウロコとはこの事でしょうか、諦めていたカシミール3Dの世界にすんなりと入ってゆくことが出来ました。おかげで九州百名山の山頂360度展望図集を作成する事が出来ました。
 この本には2枚のディスクにカシミール3Dのソフト本体と20万全国地形図、5万地形図は名古屋以西沖縄まで収載されています。それに3D画描写に必要な数値地図も同梱されています。
 これらをインストールすればさっそくカシミール3Dの世界を楽しむことが出来ます。なんと内容の濃い本であるものよと、私は当時大感激いたしました。画像はGPS応用編ですが入門編には名古屋以北の5万地形図が収載されています。
 

2007/4/21記





もっと知りたい方へ
カシミール3Dのホームページ
ハンディGPSの紹介
Bird's View (GPS登山はじめの一歩)