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釣鐘山(852m)〜中摩殿畑山(991m)


●山行日 平成17年7月18日 
●天候   晴れ(山は靄)
●地図は下に添付しています。

★★★大分県の耶馬溪山地に属する中摩殿畑山(なかまどんのはたやま)は比較的、登られている山ですが、その南に連なる彦見岳、釣鐘山はあまりなじみの無い山ではないかと思います。今回は南の釣鐘山から北の中摩殿畑山まで縦走、周回登山をしました。周回するために中摩殿畑山の登山口となる岩伏と釣鐘山の登山口の中間地点にあたる奥畑集落をスタート・ゴール地点としました。★★★

奥畑までのアプローチ

▲▲▲日田から国道212号線で中津方面に走ります。守実の先に道の駅「やまくに」が左手にあります。そこからすぐ先のラーメン屋さんを左折します。ここから田野尾川に沿って上がります。6km先のトンネルを抜けると奥畑の集落です。道路の左手に集落センターがあります。広いスペースがありますのでここに駐車させてもらいます。中摩殿畑山の登山口の岩伏は更に5km先になります。


参考タイム
奥畑-(120分)-釣鐘山登山口

▲▲▲4時半に久留米を出て奥畑には6時着です。準備をして6時15分から歩き始めます。道路を北に少し歩くと左手に奥畑橋があります。橋を渡り奥畑の集落に入ります。振り返るとちょうど日の出です。耶馬溪地方独特の奇岩から太陽が昇ってきます。

 15分で集落を抜けると林道奥畑市平線の案内板があってこれより1.6km林道を進むと市平上の集落です。この林道は全線舗装です。市平上から道路は南に下りますが、北西の谷に沿ってまばらに人家があり小さな道が伸びています。地形図で確認すると釣鐘山の登山口方向です。南に下るメインの道路を迂回すべきか思案したのですが、地元の方に聞くと、北西の谷の道で釣鐘山に行けますよ、との事でショートカットを狙ってみました。15分ほど小道を上ると大きな堰堤がありここで道路は行き止まりです。地形図を見るとこの先の谷を高度差100m詰めると林道にショートカットできます。堰堤を越えて様子を調べたのですが、踏み跡は夏草に覆われていて相当な藪漕ぎを覚悟しなくてはならないようです。

 ここは潔く引き返して工事用に作られた引き込み道から迂回して林道を目指します。15分で林道市平両畑線の起点に到着です。藪漕ぎを止めたのは正解だったようです。この起点から25分歩いてようやく釣鐘山の登山口に到着です。林道は途中から未舗装です。登山口にはガードレールへの書き込みと新しく太平はつらつ山歩会の標識がありました。
中詰・奥畑・田の尾集落センター 奥畑集落 日の出
北西の谷の小道 行き止まりの堰堤 釣鐘山登山口




参考タイム
登山口-(50分)-釣鐘山

▲▲▲林道沿いの登山口は夏草が茂ってどこが登山道かわからない状況でした。しかし少し中に入ると植林地となり下草はほとんどありません。植林地の尾根を高度差で100mほど上ると勾配が緩やかになります。ここで落し物に気がつきました。地図とコンパスを落としたようです。これが見つからなければ、縦走は諦めざるを得ません。衣服調節をした場所に戻ってみるとありました。早めに気がついて戻る距離が少なくて良かったです。

 釣鐘山は登山口との高度差が200mですから通常のコースタイムは30分くらいですが、今回はそういう訳で50分かかりました。釣鐘山の山頂は木々に囲まれて展望はありません。山頂標識が数枚ありました。
釣鐘山山頂 釣鐘山山頂 釣鐘山山頂






コースタイム
釣鐘山-(70分)-彦見岳

▲▲▲釣鐘山より彦見岳ヘは北西方向へ尾根をなだらかに下ります。この区間の最低鞍部である標高800m付近に倒木がまとまってあります。しかし歩行に困難な程ではありません。倒木地帯を過ぎてひとのぼりすれば彦見岳です。新しい山頂表示があります。ここは名前の通り、英彦山の展望が良いようですが、本日はもやっていてはっきり見えません。地形図上の三角点はもう少し南東方向にあるようです。その方向に踏み跡がありますのが、これは林道に下る道と思われます。今日は先を急ぎますので、三角点には行かずここで食事にします。
尾根から見下ろす集落 倒木地帯 彦見岳山頂



参考タイム
彦見岳-(180分)-中摩殿畑山

▲▲▲彦見岳で20分食事をして10時40分、縦走を再開します。北へ向かう尾根を緩やかに下ってゆきます。しばらくはやせた岩尾根が続きます。尾根の両側は100m以上、急勾配で落ちています。尾根の先端に出ると今度は一気に70mほど下まで急角度で降下します。上から見るとまっすぐ落ちているように見えます。鞍部に下って少し上り返すと崩壊地に出ます。ここは左に巻き道がありますが、草が茂っていてわかりにくいです。草を分けて進めばテープの目印がありますので、そこから尾根道に這い上がります。数分で紅白のポールの立つ小ピークを通過します。ここを下ると標高800mの最低鞍部です。

急勾配の山腹 岩尾根 崩壊地


 少し上り返すと赤いリボンと釣鐘山への標識のある小ピークです。更に上ると左手に展望の良い大岩があります。この岩には金属製の三角点プレートが埋め込まれています。ここからしばらくは、両サイド自然林のゆったりとした気持ちのいい尾根が続きます。右手に樹木を伐採した跡らしい開けた場所もあります。南方の展望の開けた場所では今日歩いてきた山々の重なりが見えています。

三角点 古木 気持ちのいい尾根
 

 982mのピークには白い杭が埋められていますが、注意して見ないとわかりません。問題はこの地点から鋭角に右(北東)に下るのが正しいコースなのですが、道なりに進むと、岩場の尾根を越えて西に下ってしまいます。私もうっかりと入り込んでテープのない事を不審に思って、GPSで現在地を確認してミスコースに気づきました。念のため尾根の入口に倒木を横に並べて目印にしておきました。

縦走してきた山々 ミスコースした尾根 中摩殿畑山


 982mピークからは中摩殿畑山の山頂を望むことが出来ます。右手の山腹を下りますが、このあたり、ブナの大木が根こそぎ倒れています。下った鞍部は苔むした古木が静かにたたずみ良い雰囲気です。いったん東に方向を変えて山腹をトラバース気味に進みます。このあたりは林床に背丈の短い笹が一面に生えています。幹の途中から折れた倒木のある地点から北へ直角に曲がります。中摩殿畑山はもう目の前です。13時37分、山頂到着です。八大龍王を祭る社や鳥居があります。英彦山方面の山々が壁のように見えています。犬が岳方面も見えます。

雰囲気のある鞍部 林床の笹 山頂


参考タイム
中摩殿畑山-(70分)-岩伏-(45分)-奥畑

▲▲▲山頂で15分ほど休んで下山にかかります。下山は東の尾根を下ります。10分で林道に出会います。この林道を東へ400mほど歩くと右手に岩伏への下山道があります。下山路の表示はありませんが中摩殿畑山への上りコースの標識があります。これよりは谷間を下りますので全体に足元が湿っていて滑りやすいようです。30分ほど下ると又林道に出会います。ここは林道を渡った先に登山道が続いています。次第に勾配が緩くなって沢を渡って植林地を抜けると岩伏の集落です。

 集落の一番奥の民家の駐車場で下山してきたばかりの様子の女性数人の登山グループと出会いました。奥畑へ戻る途中、羽高地区で話好きなおじいさんに呼び止められて、「カメラを持っているならこの棚田を写していかんの」と勧められ、ひとくさり地元自慢を聞かされました。15時52分、奥畑到着です。久しぶりに達成感のある山歩きでした。
犬ヶ岳方面 上の林道 苔むす倒木
下の林道 岩伏 羽高の棚田






△▲コース全体図



△▲釣鐘山登山口案内図



△▲彦見岳〜中摩殿畑山拡大図

△▲GPSの記録






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