記録的な暑さが続いた今年の夏だったが、それでも九月に入るとにわかに秋の気配が濃くなった。自然の摂理は確固としている。

秋の阿蘇の楽しみは雲海の出現である。他の季節でもあるがやはり秋の雲海が確立も高く美しい。9月3日、雲海の出現の確立高し!と予想して深夜、出発した。(予想の根拠:前日朝方、降雨あり、夕方から3日の昼過ぎまで晴れ、風弱し、なんといっても秋なんだ!)

久留米から鹿北、菊池を経由するのだが、昔の菊池阿蘇スカイラインの樹林帯を抜けて北外輪山の草原に飛び出た時の開放感は、何度経験してもいいものだ。外輪山に出るとすぐにカルデラが見えて来るのだが、果たして雲海は出現してるかどうか、試験の発表を待つ受験生の気分になる。

元来、思惑は外れることが多いものだが、当日に関しては大当たりだった。
久しぶりの阿蘇谷の雲海との対面に興奮しながら急ぎ、カメラをセットした。



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