野草観察ノート

コクラン(黒蘭)Liparis nervosa (Thunb.) Lindl.
撮影日 2020.06.20
撮影地 福岡県明星山
分類 ラン科クモキリソウ属
花茎は高さ15-30cmの多年草。暗紫紅色の1cmほどの地味な花を5-10個総状につける。側花弁は細くて反り返り、唇弁は倒卵形で中央が前に突き出す。円筒形の偽球茎が独特である。 本州(茨城県以南)、四国、九州に分布する。
花というより虫に見えてしまう
小さな花でしかも薄暗い場所なので撮影が大変

カエルのジャンプ

ダンサー



スイマー

葉脈は幅の広い並行脈

偽球茎

こちらはまだ蕾

コクラン
2022.06.22 明星山
雨が上がったので気になっていたコクランの様子を見に行く
ラン科クモキリソウ属のこのお花
葉っぱは大きいが花はとても小さくて肉眼ではそもそも花である事が確認しずらい
しかし文明の利器を使って拡大してみるとこれがまた何とも魅力的な花なのだ
名前の通り黒っぽい花だが単なる黒ではなく実際は赤紫色で艶がある
なにより花の形がユニークだ まず花の向きがわからない
前を見ているのか後ろを見ているのか どの部分が花びらでどの部分が萼なのか 雄しべや雌しべはどこにあるのか
花の造りはわからなくてもマクロカメラで見る花の姿は面白い
虫に見えたり鳥に見えたり最近では野球の捕手が両手を広げて構えている姿に見える
雨上がりのムシムシする林の中でやぶ蚊の攻撃に耐えながらシャッターを切る
撮影後山頂の涼しい風に吹かれて周回コースを下山する

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この写真はカブトムシのような昆虫にも見えた
頭から角のように飛び出ているのは背がく片
顔のような部分に2つの黄色の花粉の団子がありそれが目のようにも見える


コクラン
2022.06.22 明星山
花の造りを正面から見る
花弁が3枚 がく片が3枚 雄しべとめしべはずい柱に合着する
葯帽が上向きに開いて花粉塊がむきだしになっている


コクラン
2022.06.22 明星山
この画像では唇弁が野球の捕手のプロテクターに見えてくる
大事な花粉は半透明のキャップに守られている


コクラン
2022.06.22 明星山
何枚も画像を見ていてようやく花の形が頭に入ってきた

コクラン
2022.06.22 明星山
斜めからの画像では飛び立つ鳥のようにも見える

コクラン
2022.06.22 明星山
この位置からだと3枚の花弁と3枚のがく片が全部見える