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経読岳(992m) 2006/2/19

金立山 目次 由布岳


相ノ原登山口(右の林道へ) 右手の案内板から登山道に入る
笈吊峠で一休み 由布岳(茶臼山東方の尾根から)
林道とクロスする鞍部の広場 形の良い小屋ヶ岳
佇むブナ 岩壁の大つらら
ミズナラの林 経読岳山頂
 昨年12月に経読岳を歩きましたが、その時、歩き残した笈吊峠から経読岳を歩いてきました。この山域はツクシシャクナゲの季節は登山者が多いですが、今の季節は訪れる登山者も少ないです。しかし落葉のミズナラやブナの林はしっとりしたモノトーンの美しさがあり好きな風景です。

 相ノ原の登山口からは長い林道歩きです。分岐もありますが、要所要所に犬ヶ岳への案内表示がありますので、笈吊峠まではそれに従います。林道が掘り切りになっている手前の地点から、登山道に入ります。

 これから笈吊峠までは急登箇所が多いです。途中、ガレた谷を渡る地点で道がわからなくなってしばらく迷いました。古い目印が途中で消えていたようです。

 笈吊峠は小さな広場になっていて木製のベンチとテーブルがあります。反対側に下れば15分で経読林道へ、左へ1.1kmで犬ヶ岳です。経読岳へは右へ2.8kmです。

 ツクシシャクナゲのトンネルを潜るように進みます。花芽の着いている株と着いていない株とはっきり分かれているようです。

 茶臼山の北側にはブナの林があります。説明板によると、温帯に属する福岡県では900m以上の山で見られるとの事です。脊振山や岳滅鬼山のブナ林を想い浮かべました。

 ブナ林を抜けて茶臼山の東の尾根の一帯は風倒木が多くあり、そのおかげで展望が開けています。くじゅう連山から由布・鶴見岳まで一望できます。

 尾根を下って小さな起伏を何度か繰り返してもう一つのブナ林を抜けると、荒れた林道がクロスする鞍部の広場に出ます。ここからは北方の眺めが良くて遠くに福智山、近くに求菩提山が見えています。南方、目前の小屋ヶ岳は今回は見送ります。

 鞍部の広場から尾根道をしばらく歩くと大きな岩壁に出会います。ここは左に巻き道があります。最近気温が高めにも拘わらず、長いつららがぶら下がっています。

 岩壁の先の崩壊地を渡り、ミズナラの林を何箇所も越えて経読岳山頂に着きます。山頂には「両界山経読堂跡」と記された石柱と石仏があります。

 ここから100mほど先には、三角点のある山頂があります。更にその先にも石仏の佇むピークがあります。実はこのピークが12月の雪の日に踏んだピークでした。今日、ここまで歩いて、ようやく12月の歩きとつながりました。

(所用時間)
 相ノ原登山口(30分)林道登山口(35分)笈吊峠(100分)経読岳

12月10日の経読岳



△▲このページの地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図を複製加工して使用しています
(一つの升目の横が約250m、縦が約300mになります)
(地図の印刷は、画像の上で右クリックしてメニューから印刷に進んでください。用紙設定でタテ、ヨコを選択してください)

△▲登山口まで:日田から中津に向かう国道212号線の柿坂地区から県道2号線に入って津民川沿いに10kmほど進入する。相ノ原集落の1kmほど先に登山口の表示があります。

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